2018年3月24日土曜日

春のコンクール!その2

コンクールジュニア部門で
バレエに大切な基礎が踊りの中に多く組み込まれていることから
多くの人が課題曲として『眠れる森の美女』第3幕より
「フロリナ女王」のヴァリエーション(以降Va)が多く選ばれます。


コンクール会場では一日中何度も耳にする曲です。
振りは少ないですが、体の使い方のコーディネーションをごまかせない
ジュニアの選ぶ課題曲ですが、チェックポイントは多くある曲だと思います。
また、ジュニアも役つくりや表現力も舞台では大切になってきます。

基礎を教えつつもVaをきちんと経験することも大切で
踊りには表現力も基礎と同じくらい大切だということに気付いてほしいと思っています。

それは昨年ロイヤルバレエスクールinサマー2017
15歳のVaクラスを見学した時に切に感じました。

このクラスはバーレッスンの後、1曲のVaを3つくらいに分けて
教師から振移しを受けます。
振りとポイントの指導があり即座にそれを覚えて、
3〜4人に分かれてピアノに合わせてVaを踊ります。

3日間目にはそれぞれ役になりきった踊りに完成させていきます。
その日は『コッペリア』第1幕のスワニルダのVaをスワニルダの家、
2階から窓を開けて登場のマイム始めるところから振移しをしていました。


Vaはサマースクール期間中何曲か与えられますが、
振移しをするのはVaは2〜3分くらいある長い曲だけでした。


2日目のVaクラスでのこと、クラス後半で教師のリクエストから
突然ピアニストが「フロリナ王女のVa」の曲を弾き始めました。
するとすぐに参加者全員が曲に合わせて踊り始めました、
振移しはなくても全員がバージョンの違いが多少ありながらも
それぞれのフロリナ王女を演じます。
短いVaはヴァージョンが違うにしても参加者はすでに経験済みなのです。

基礎力、表現力、適応力、筋力、体力、柔軟性、、、コンクールではたった1曲で
その時の結果は出てしまいますが、コンクールに出場しようと思った時から
積み上げていく過程、そしてコンクール後の検証、そして始まり、、
私たち教師はそのすべての過程を支えていきます。

何より大切なのは本人の意志と周りの人の理解と支え、


自分に振り返ると
私はバレエが毎日できることに日々感謝しています、、、。。



2018年3月20日火曜日

春のコンクール

まもなく春休み、子どもたちは進級の準備に忙しく、
社会人の皆さんもこの春から環境が変わられる方も多いように思います。


アカデミーでは変わらず皆さんレッスンに励んでおり、
この春休み中にコンクールに挑戦する生徒もおります!
綺麗な衣装や冠を自分の一部にして踊って欲しいと思います。
まもなく衣装完成!次回のブログで写真をアップいたします。
お楽しみに!